USDT発行会社テザーが最大の金保有者に

USDTを運営するテザー社は、ひっそりと世界最大の独立系金保有者となり、現在約87億ドル相当の貴金属を保有している。ステーブルコインの裏付けをめぐって度々厳しい監視にさらされてきた同社にとって、今回の動きはUSDTユーザーに一定の安心感を与えるかもしれない。
テザーは金に大きく賭けているのか?
金価格が力強い上昇傾向にある中、テザーの巨額の金保有は、同社が金を優れた価値保存手段として捉えていることを示唆している。同社の現在の金準備は、韓国、ハンガリー、ギリシャを含む国家全体の保有量に匹敵する。 フィナンシャル・タイムズ 報告書によれば、ここ数カ月のテザー社の購入額はカザフスタン、ブラジル、トルコ、さらには中国などの大口購入者の額を上回っているという。
一部のアナリストは、テザーの積極的な買いが金価格の急騰に貢献したと考えている。金は史上最高値に達した。 2025年10月に4,379ドルこの動きは、マクロ経済全般にわたる不確実性の中で安全を求める投資家によって促進された可能性が高い。
投資家の感情はすぐに変化する可能性がある
しかし、市場の動向はすぐに変化する可能性がある。12月に米国が追加利下げを行うとの期待が高まっている。CMEのFedWatchツールによると、現在、 確率84.9% 来月25ベーシスポイントの利下げを実施する。
金利低下は、投資家を金などの安全資産から引き上げ、仮想通貨を含む高リスク市場へと回帰させることが多い。連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを実行した場合、資金は金からよりリスクの高い資産へと流れ始める可能性がある。Marexのアナリスト、エドワード・メイア氏は次のように指摘している。 「注目はドルから12月の金利低下へと移っている。」 メイア氏は、利下げ期待の高まりが最近金価格を支えていると付け加えた。また、連邦準備制度理事会(FRB)の指導者交代をめぐる憶測についても言及し、次のように述べた。 「FRBが近いうちに新しい議長を指名するかもしれないという噂があり、大統領経済諮問委員会のケビン・ハセット氏が最有力候補とみられている。」